お口のなかにはいろんな細菌がいます。今日は「ポルフィロモナス・ジンジバリス」について・・・
ポルフィロモナス・ジンジバリス(以下 P・g菌)は、お口の中に住む歯周病にかかわる最近の代表的存在です。
歯周病とは歯肉が腫れたり、歯肉から血が出たり、ほっておくと歯を支える顎の骨まで溶かしてついには歯が抜けてしまうというやっかいな病気。
P・g菌は性格がとにかくしつこい!!
菌の周りにある「せん毛」という毛で歯肉にピタッっとくっつくし、歯肉の溝に入り込んで奥の方に隠れてしまいます。
というのも空気が苦手で空気に触れると死んでしまうから。
しかし奥に入り込まれると退治が大変・・・。P・g菌は酵素を出して歯肉を攻撃し、歯と歯肉の境目に溝を作り、そこに隠れて毒素を出し、歯を支えている骨をジワジワ溶かしていきます。
そうなると歯肉の溝はさらに深くなり、P・g菌にピッタリの隠れやすい洞穴が出来上がるというわけです。
大人に多い病気ですが、子供でも時々歯肉がプクプクしている子もいます。
鏡で見て自分の歯肉はどうかチェックしてみてください!