現在日本で販売されている歯磨き粉の約90%はフッ素が配合されています。
子供用のはもちろん、大人用の歯磨き粉にも使われています。
私たちの周りには歯磨き粉、フッ化物ジェル、フッ化物洗口、歯医者さんで行うフッ化物塗布などがあります。
こうした口の中にフッ化物を使う方法「局所応用」を日本は用いています。
海外ではこうした「局所応用」のほかに、水道水に濃度調整したフッ素をいれたり、食塩にフッ化物を添加したり、フッ化物タブレットを使うなど「全身応用」もさかんに行われています。
「身体に悪影響では?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、研究を重ね、安全性を高めて実用化されたのが現在のフッ化物の虫歯予防です。極めて濃度の高いフッ化物イオンを大量に飲み続けなければ問題はありません。
ただ、日本販売されている歯磨き粉に配合されているフッ素は世界的にも低濃度です。定期的に歯医者さんで歯の検診をして歯医者さんでもフッ素を塗ってもらうといいですね。