生えたての子供の歯や大人の歯、軟らかく特に奥歯の噛む面にある溝は、細く・深く・汚れが溜まりやすく・歯ブラシの毛が届きにくい所でもあります。
むし歯菌の出す酸にも弱く進行が、速いため溝を埋める「シーラント」と言うフッ素入りの樹脂(レジン)を流す事で、むし歯になりにくくします。
ただし、毎日しっかり噛んで食べていくうちにシーラントも時々、欠けて取れてしまうこともあります。
シーラント自体が、原因でむし歯になることはありませんので安心してください。
シーラントをしてからも定期健診を受けることが、大切です。
今日は、歯周病になりやすい人、なりにくい人についてのお話です。
歯周病とは歯周病菌による感染症です。
しかし、仮に歯周病菌の数が同じでも、歯周病になりやすい人、なりにくい人がいます。
細菌に対する抵抗力、生活習慣も一人ひとり違うからです。
生活習慣病である歯周病にとって
喫煙習慣や糖尿病があると、感染への抵抗力がおち、歯周病になりやすくなります。
また、歯磨きの仕方や間食、軟食、味付けの濃い(甘みも強い)食べ物に偏っていたりすると
その生活習慣の影響はたいへん大きいのです。
これらの原因で、歯周病になりやすい人、なりにくい人がいるんですね。
「家族ぐるみで歯周病になりやすい」というかたは
原因として生活習慣を疑ってみるのも大事です。
ボクシングの試合などでよく目にするマウスピース。
いったいなんの為にはめているのでしょうか?
このマウスピースの使用目的は幅広く、試合や練習時の歯の外傷
(歯が抜ける、折れるなど)やお口の中とその周辺(くちびる、舌、頬など)
の裂傷の予防から、あごの関節の保護までさまざまな事を予防してくれます。
またマウスピースを噛み締める事で顎の位置が安定し、その結果首が固定され、
脳へのダメージや頸椎の損傷を予防、軽減できます。
最近では格闘技以外のスポーツでもマウスピースをはめているケースが多くなりました。
(ゴルフやビーチバレー、野球など)
興味がある方は1つ作ってみてはいかがでしょうか!!!
血液中の血糖値が慢性的に上がってしまう病気が糖尿病です。
一見歯科とは関係なさそうですが、実はかなり影響があるんです。
糖尿病の方は治療の傷が治りにくかったり感染も起きやすいので細かな配慮と
慎重な経過観察が必要です。
血糖値が高い場合、十分コントロールされるまで治療を延期しなければならない場合もあります。
お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。
迅速かつ安全に治療を行うためご協力お願いします。
最近ではフッ素は歯に良いと言うことはだいぶ認知されるようになりました。
先進国では水道水にフッ素を意図的に加えている国も多くあります。(残念ながら日本では行われていませんが・・・)
なんとなくのイメージとしてフッ素は子供の歯に対して良いと思っていませんか?
もちろん乳歯に対しての効果も絶大ですが、実は永久歯、特に生え替わったばかりの永久歯にも効果があります。
永久歯は小学生の頃にほとんどが萌出しますが、12歳臼歯と言われる一番奥の歯は中学生になってから出てくる
お子さんもたくさんいます。奥歯の永久歯は萌出したばかりの時は溝が非常に深くまた磨きにくいこともあり大変虫歯に
なりやすいのです。また歯質自体も未成熟で軟らかい為気をつけなくてはいけません。
このような時期にフッ素塗布を行うことで軟らかい歯の表面に虫歯に負けない様な硬い歯質を作る事が出来るのです。
定期的に歯科医院でフッ素を塗ってもらい、健康な歯を維持できるようにしてください。
乳歯から永久歯への生え替わり期のことを
みにくいあひるのこ時期といいます。
6歳ごろからは、乳歯が抜けたり、永久歯が生えてきたりして、
お口の中が凸凹の状態になります。
また歯が生えてくる永久歯のスペースを確保するために、
あごが成長して歯と歯の間にすき間ができます。
こうした凸凹した歯並びやすき間には汚れがたまりやすくなります。
お口の状態に合わせた歯磨きが必要です。
正しい磨き方を歯医者さんで身につけましょう!
以前のブログでもお話しました酸蝕歯ですが、今回は予防法についてお話したいと思います。
酸蝕歯とは酸性の食べ物や飲み物が歯に触れることでトラブルを引き起こします。
予防としては・・・
などを注意してください!!!
皆さんは寝ている間に歯ぎしりしていたなんて事はありませんか?
自分では気づかなくても家族に言われた方もいらっしゃるかもしれません。
歯ぎしりや噛み締め(喰いしばり)は歯に対して過剰なストレスがかかる為、歯の表面がすり減ってきたり、
顎の関節に対してもよくありません。
寝る際、いつも決まった側に横向きになって寝ていたり、高い枕を使用している方は注意が必要です。
最近では歯医者で自分に合ったマウスピースをオーダーメイドで作って、はめたまま寝ていただく方法もあります。
心当たりのある方は一度歯医者に相談してみてはいかがでしょうか!!!
現代の食生活を見てみると、昔と比べてかなり軟らかい食べ物が増え、必然的に噛む回数が少なくなっています。
その結果、唾液の分泌量も減少しています。
唾液にはデンプンの消化を促す酵素、口の中を殺菌するタンパク質などがあり、特に虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑えてくれる効果があります。
噛めば噛むほど唾液の分泌量は増えますので、常日頃からよく噛む習慣をつけましょう。
ごぼう等の繊維質を多く含む食品はおのずと噛む回数が増えますのでお勧めです。